企業側で対応します!兵庫県小野市のハラスメント対策専門社労士事務所です。
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業務受諾対象地域(原則)
小野市、神戸市(中央区より西)、明石市、加古川市、高砂市、加古郡、加西市、加東市、姫路市(離島除く)、神崎郡、丹波市、三木市、西脇市、多可郡
交通費及び宿泊費(実費)別途請求了承の場合(御社訪問時)
上記以外の地域
(全国対応します)
対象企業規模
原則従業員数
150人以下(パート等含みます)
参考文献
1)ハラスメント全般
・中野麻美、金子雅臣、荒井千暁「ハラスメント対策全書」 エイデル研究所
・「新相談対応マニュアル 職場におけるセクシュアルハラスメント・パワーハラスメント防止のために」 財団法人 21世紀職業財団
2)セクハラ関連
・山田秀雄、菅谷貴子「弁護士が教えるセクハラ対策ルールブック」 日本経済新聞出版
・金子雅臣「壊れる男たち ‐セクハラはなぜ繰り返されるのか‐」 岩波書店
・「新・職場におけるセクシュアルハラスメント防止のために」 財)21世紀職業財団
・小島妙子「職場のセクハラ」 信山社
・「13のケースから学ぶ 職場でのセクシュアルハラスメント問題解決事例集」 財)21世紀職業財団
・石井妙子、相原佳子、佐野みゆき「改訂版 セクハラ・DVの法律相談」 青林書院
・君嶋護男「セクハラはこうして行われる 〜裁判例から見たセクハラの姿〜」 財)女性労働協会
・青木孝「セクシュアルハラスメントをしない、させないための防止マニュアル」 小学館
・「改訂版 わかりやすいセクシュアルハラスメント裁判例集」 財)21世紀職業財団
・「職業相談員・セクハラ相談員必携 職員からの相談実務のてびき」 財)日本人事行政研究所
・「セクシュアルハラスメント相談担当者のためのAtoZ」 財)21世紀職業財団
3)パワハラ関連
・「そこが知りたい! パワハラ対策の極意」 NPO法人 ジェンダー研究所
・金子雅臣「職場のいじめ あなたの上司はなぜキレる」 平凡社
・道幸哲也「パワハラにならない叱り方」 旬報社
・岡田康子「許すな! パワーハラスメント」 飛鳥新社
・「パワーハラスメントの実態に関する調査研究 報告書」 中央労働災害防止協会
・「季刊 労働法2010/秋 パワハラの現実的解決に向けて」 労働開発研究会
・水谷英夫「職場のいじめ・パワハラと法対策」 民事法研究会
・君嶋護男「パワハラはこうして行われる 〜裁判例から見たパワハラの姿〜」 財)女性労働協会
・「わかりやすいパワーハラスメント裁判例集」 財)21世紀職業財団
4)メンタルヘルス関連
・荒井千暁「職場はなぜ壊れるのか」 筑摩書房
・松崎一葉「会社で心を病むということ」 新潮社
・荒井千暁「こんな上司が部下を追いつめる」 文藝春秋
・松崎一葉、吉野聡「精神科産業医が明かす 職場のメンタルヘルスの正しい知識」 日本法令
・武藤清栄、佐藤敏子「職場のメンタルヘルスQ&A」 日本法令
・天笠崇「現代の労働とメンタルヘルス対策」 かもがわ出版
5)モラハラ関連
・マリー・フランス・イルゴイエンヌ「モラル・ハラスメントが人も会社もダメにする」 紀伊國屋書店
・香山リカ「知らずに他人を傷つける人たち 〜モラルハラスメントという大人のいじめ」 KKベストセラーズ
6)その他の関連文献
・「精神障害等の労災認定」 労働調査会
・鈴木伸元「加害者家族」 幻冬舎
・東山紘久「来談者中心療法」 ミネルヴァ書房
・石嵜信憲「懲戒権行使の法律実務」 中央経済社
・加藤新太郎「新版 民事尋問技術」 株)ぎょうせい

1. ハラスメントを起因とする経営・労務管理リスク(表1)

1) 職場環境の悪化
・労災事故発生リスクの増加
・欠勤社員、休職社員の増加
2) 人間関係の悪化
・社内のコミュニケーション、チームワークの悪化
・メンタルヘルスの悪化
3) 信頼関係の破たん
・チームワーク破たん
・個人主義の蔓延 → 情報共有不可等
4) 職場モラールの低下
・モチベーションやモラール、忠誠心の低下
5) 生産性の低下
・サービスや製品等の品質低下
・業務パフォーマンスの低下
6) 人材の流出
・有能な人材から流出
・早期退職者の増加
7) 社会的信用の失墜
・企業評価の低下
・信用失墜等による採用コストの増大
8) 労使トラブルの増加や裁判費用の発生
・社外労働組合との団体交渉
・代表者の労働審判への参加に伴う物理的、経済的負担の増大

経営者としては、誰しも表1のようなリスクを背負いたくはないでしょう。しかし、現実問題としてハラスメントが生じている、あるいは表面化していないものの潜在的には存在している事例が激増しています。

2. 次の調査結果を見てください。(表2)

貴社では、パワハラあるいはこれに類似した問題がありますか? 頻繁に発生

0%
時折発生している

10%
発生したことがある

33%
発生していない

32%
把握していない

24%
空欄

1%
貴社ではセクハラがありますか? 問題となって会社対応をしたことがある

57%
相談はある(あった)が、問題として取り上げるに至っていない

12%
あると思うが顕在化していない

16%
ない

15%
空欄

1%

・パワハラ → 何らかの形で発生している割合 … 43% (把握せず=グレーゾーン24%)
・セクハラ → 何らかの形で発生している割合 … 85%
※中央労働災害防止協会編 『パワー・ハラスメントの実態に関する調査研究報告書』より

セクハラは言うに及ばず、パワハラも「把握していない」の半数を、セクハラ同様「あると思うが顕在化していない」と捉えれば悠に50%を超えます。

これらは表1のリスクに晒されている企業群といえるのではないでしょうか?

3. ハラスメントと精神疾患・自殺

仕事におけるストレスフルな出来事(表3)

出来事の類型 人数 割合(%)
1)長時間労働 30 81.0
2)想定外の重大な仕事の要求(達成が難しい、非常に要求度の高い仕事) 16 43.2
3)ハラスメント 16 43.2
4)達成不可能なノルマ 15 40.5
5)過大な責任 13 35.1
6)望まない配置転換 10 27.0
7)人間関係上のトラブル 9 24.3

仕事上の出来事のストレス強度(表4)

出来事の類型 強度の平均値
1)ハラスメント 2.76
2)達成不可能なノルマ 2.67
3)人間関係上のトラブル 2.50
4)長時間労働 2.40
5)想定外の重大な仕事の要求 2.25

注:(1:強い、2:非常に強い、3:極めて強い としての評価)
※表3および4『現代の労働とメンタルヘルス対策』65,66頁より。

表3および4は精神科医である天笠先生らが過労自殺と思われる37の事例を調査し、その結果をまとめられたものです。表3においてはストレスフルな出来事の一番の原因は圧倒的に長時間労働(37事例中30人)であるという結果が出ていますが、表4を見ると精神疾患を発症させる、あるいは自殺にまで至るほどの強いストレスを与える出来事は「ハラスメント」が最も高く(37事例の強度平均値)なっていると指摘されています。

ここからも、いかにハラスメント対策・対応が重要なのかがわかります。加えて、自殺という最悪の結果を目の当たりにした職場の同僚等のモチベーション・モラールがどうなるか? 何事もなかったかのように平常心でいられるのか? に考えを巡らせてみてください。答えは自ずと出るはずです。

決して会社経営にプラスになることはあり得ないでしょう。

貴社においても、既にハラスメント事件が発生している、あるいはその可能性が高いと感じておられるなら…早急の対策・対応が必要です!

当事務所の考え・行動は次の通りです。

1)問題発生前なら? 会社トップがハラスメント防止宣言を表明する等、ハラスメントをしない・させない体制作りのお手伝い。
2)発生しているかもしれない問題は? 本人からの申し立てがない場合でも注意深く観察し、場合によっては本人の同意を得て解決に向けた介入を実行します。
3)既に発生している問題は? 第三者としての目線で聞き取り調査に協力する等、解決に向け会社と協同して取り組みます。
4)問題解決後は? 再発防止対策を強化、実施します。

等々、当事務所は会社目線で考え行動します。